Conversation playbook

各社ヒアリング:質問リストと「営業トーク集」の回し方

営業トーク集の左メニューと4ステップに沿って、そのまま口にできる一文と、会社ごとに聞くべき項目を整理しました。架電は短く、深い質問は診断後・Zoomで。

1 · スクショのページ(営業トーク集)をどう使うか

ファイルは sales-talks.html。左のタブを上から順に使うと迷いません。

A

今日のゴールを決める(30秒)

「全体の流れ」タブだけ開き、今日は STEP1 までなのか、再コール(STEP2)なのかを決める。コール中は コールシート を別タブで常時表示。

B

STEP1 電話タブへ移動

左で 「STEP1 電話」 をクリック。開口〜受付突破〜「診断URL送ってよいですか」までの定型をそのまま読む。ここで深いヒアリングはしない。

C

送付許可が出たら

メールまたはLINEで SNS診断 などのURL送付。可能なら 事前ヒアリング も同梠。CRM/スプレッドシートに 送付日・次アクション日(3日後) を必ず書く。

D

STEP2 診断&フォロー

左で 「STEP2 診断&フォロー」。3日後の一言と、「診断を見たうえで15分だけ数値フィードバック」など次の約束に繋ぐ文面をコピー。

E

Zoomが決まったら

Zoomスクリプト と、このページの 「5 · Zoom本番」 の質問表を並べておく。本ページの 15分聞き取り は、アポ前の電話で使う省略版にもできる。

F

断り・チャネル別

その日の相手が街頭・友人・紹介なら、左の 該当タブ「断り返し」「心構え」 だけ開けばよい。全部読まない。

運用のコツ:トーク集は「辞書」、このページは「質問の網羅リスト」。電話中はコールシート+STEP1、座って話すときはこのページの該当セクションを印刷またはPDFで。

2 · 架電〜送付許可(短い一文)

Listen相手の業種・忙しさを一言で受け止めてから用件。

「お忙しいところ恐れ入ります。〔会社名〕の〔部署〕でしょうか。SNSや事務の時間が週どれくらい取られているか、という点で30秒だけよろしいでしょうか。」 「ありがとうございます。3分で終わるチェックシートのURLだけお送りしてもよいですか。営業はせず、ご覧いただくだけで結構です。」

受付で分かったらメモする項目(無理に聞かない):担当者名・代表/店長の名前・かかる時間帯・「今は導入検討中か/忙しくて先か」。

3 · 15分ディスカバリー(電話またはZoom前半の圧縮版)

目的は痛みを一つに絞ること。以下は順番に近いが、相手の話が長い場合は 優先度 A だけ通す。

優先聞くこと(会話例)メモに残す形
A「今週いちばん時間を食っている作業は何ですか? だいたい週何時間ですか?」作業名/週○時間
A「それは誰がやっていて、いつ・どのタイミングで発生しますか?」担当・頻度・トリガー
B「ミスや手戻りは月にどれくらいありますか? 最近の例を一つだけ教えてください。」件数/具体例
B「その作業がない世界線だと、何に時間を使いたいですか?」理想の時間の使い方
C「今までツールや外注で解決しようとしたことはありますか? うまくいかなかった理由は?」失敗理由=次の提案の注意点
【復唱の型】「今お話しだったのは、〔担当〕の方が〔頻度〕で〔作業〕をしていて、週だいたい〔 〕時間、という理解で合っていますか。」 【次に繋ぐ】「このままだと年間〔 〕時間規模になりそうですね。よろしければ、同じ定義で簡単に数値化したメモだけお返ししてもよいですか。」
4 · 診断フォロー通話(シートを見た後)
テーマ質問例狙い
自分ごと化「診断の結果でいちばんしっくりきたのはどの項目でしたか?」動機の言語化
緊急度「これを3ヶ月以内に何とかしたい、という感覚はありますか? それとも年単位でよいですか?」提案の締切感
予算感「社内で『このくらいなら投資してもよい』というラインはありますか? なくても大丈夫ですが、稟議で聞かれることが多くて。」後の食い違い防止
次の一歩「30分だけ画面共有なしでもよいので、数値のフィードバックと次の選択肢だけお話ししてもよいですか。」Zoom確定
5 · Zoom本番:会社ごとに聞く詳細リスト

業種で当てはまるブロックだけ聞く。全部聞くと逆に不信感が出る。

5-1 · 業務フロー(どの会社でも基本)

  • リード〜初回対応〜成約/施術〜フォローまで、紙または口頭で一列に並べるよう依頼する。
  • 各ステップの担当者・使用ツール(LINE、メール、スプレッドシート、基幹システム名)
  • 「コピペが多い箇所」「同じ内容を二度入力している箇所」。
  • ピーク時間帯(電話・来院・発注が集中する時間)。

5-2 · 数値・お金の言語(提案に必須)

  • 対象作業の週あたり時間(複数なら上位3つ)。
  • 時給換算に使う前提:「社内の平均労務費でよいか/外注単価でよいか」。
  • 機会損失:取りこぼし問い合わせ、予約枠の空き、キャンセル率など相手がすでに見ている数字
  • 導入成功の定義:「何がどれだけ改善したらこのプロジェクトは成功か」。

5-3 · 組織・決裁(B2B全般)

  • 最終決裁者・実務オーナー・IT/情シス(いれば)の役割。
  • 稟議・見積・発注の実フローとリードタイム(何週間で回るか)。
  • 競合検討:他社ツール・内製・「今年は見送り」のどれと比較されるか。
  • 契約形態:法人契約/個人事業主/店舗ごと契約か。

5-4 · 接客・予約・店舗型(整骨・美容・飲食など)

  • 予約チャネル(電話、Web、予約媒体)の比率と、ダブルブッキングや取りこぼしの有無。
  • リマインド・前日確認のやり方(手作業か自動か)。
  • カルテ・会計・集客ツールの名称と連携の有無。

5-5 · 営業・代理店・インサイドセールス

  • 1人あたりの架電/DM件数、成約率、CRMの種類。
  • 資料作成・見積・申込書のボトルネック。
  • 顧客データの所在(個人スプレッドシートに閉じていないか)。

5-6 · バックオフィス・士業・人材

  • 請求・入金確認・勤怠・給与関連の締め日と担当。
  • 監査・ログ出力の要件(ある場合)。
【Zoom冒頭の型】「本日は30分です。10分で現状を整理、10分で弊社の進め方の例、10分でご質問と次のステップ、でよろしいでしょうか。」 【切り替え】「ではまず、先ほどお話しのあった〔作業名〕から深掘りさせてください。」
6 · データ・IT・セキュリティ(触れるタイミングで)
  • 個人情報・患者情報・顧客リストはどこに保存されているか(クラウド名、オンプレ)。
  • 既存のセキュリティポリシー、VPN、二要素認証の有無。
  • API連携の可否、または「CSVの定期エクスポートのみ」か。
  • 「絶対に自動化してはいけない判断」があるか(人の承認が必須のライン)。

会話への入り方:いきなり専門用語は避け、「外部に出すデータの範囲で、社内ルール上ここまでしか話せない、という線引きはありますか?」から。

LRP · 聞き方の芯(Repeat を抜かさない)
  1. Listen:まず相手の一週間の流れをそのまま聞く。こちらの製品名は出さない。
  2. Repeat:「つまり〜という理解で合っていますか」と必ず復唱。ここでズレを潰す。
  3. Poke:時間・お金・頻度・ミス・誰が困るか、で一歩だけ深掘り。一度に三問出さない。

詳細な手順は AIソリューションの売り方 · 聞き取り と整合させる。

スプレッドシート用 · 1社1行の列名案
会社名 業種 担当者 主痛み1つ 週時間 時給換算前提 決裁者 IT制約 次アポ日 メモ

営業ホームの記録テンプレと併用してよい。 架電・フォロー記録